コーヒー豆の鮮度とは?鮮度にこだわっておいしいコーヒーを楽しもう

「新鮮なコーヒーってよく聞くけど、コーヒーの鮮度ってなんだろう?」と思ったことはありませんか。
コーヒーは生鮮食品です。コーヒー豆の鮮度にこだわれば、普段のコーヒーをもっと美味しく楽しめます。

本記事では、コーヒー豆の鮮度や新鮮さを保つおすすめの保管方法などについて解説します。
ぜひ本記事を参考にして、あなたのコーヒーライフをもっとおいしく楽しめるものにしてくださいね。
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コーヒー豆の鮮度とは?

コーヒー豆の鮮度は、大きく2つの段階から考えられます。

  • 生豆の鮮度
  • 焙煎豆の鮮度
 

生豆の鮮度

生豆の鮮度は、コーヒーの実が収穫され、さまざまな工程を経て生豆の状態になってからどのくらいの日が経ったかで変わり、特にコーヒーの風味にかかわります。

鮮度の悪いコーヒーだと、いくら上手く焙煎しても、風味が抜けていたり枯れたような味わいを感じたりします。

しかし、生豆の鮮度をコントロールするのは、生産国の状況や輸入状況にもかかわるため、お客様だけでなく私たちお店側にとっても難しいのです。

当店では基本的に最新のクロップ(収穫年)の生豆を採用しており、必要な分を少しずつ輸入しています。
 

焙煎豆の鮮度

焙煎豆の鮮度は、基本的にコーヒーを焙煎してからどのくらいの日が経っているかで変わります。

コーヒー豆は焙煎直後から劣化が始まるため、できるだけ焙煎してから日が経っていないものを購入するのをおすすめします。

鮮度の良い焙煎豆の特徴は以下の通りです。
 

■鮮度の良い焙煎豆の特徴

  • 袋を開けたときに、芳醇な香りが広がる
  • コーヒー粉にお湯を注いだ時に、もこもこと膨らむ
  • 油が酸化したような嫌な酸味・雑味がない
 

可能な限り焙煎したてのコーヒー豆を購入するのがおすすめですが、本当の焙煎直後はコーヒーの味わいや風味が落ち着いておらず、飲んだときにやや物足りない印象を持つかもしれません。

当店のおすすめは、焙煎後1週間ほど経過したものです。

焙煎してから1週間ほど経過したコーヒーは、本来の味わいや風味を存分に楽しめる状態です。

ここから時間経過とともに、さらに味わいの変化も楽しめるため、毎日少しずつ変化する風味を楽しみましょう。

関連記事▶コーヒー豆の焙煎度は8段階!好みの味わいを見つけよう
 

新鮮なコーヒー豆の選び方

「鮮度の良いコーヒー豆が良いのはわかったけど、どう選べばいいの?」と疑問に思ったあなたに、新鮮なコーヒー豆の選び方をご紹介します。
 

■新鮮なコーヒー豆の選び方

  • 焙煎日が明記されているコーヒー豆を選ぶ
  • お店で1番人気のコーヒー豆を選ぶ
  • 自家焙煎のお店でコーヒー豆を選ぶ
 

焙煎日が明記されているコーヒー豆を選ぶ

コーヒー豆を販売しているお店の中には、賞味期限のほかに焙煎日を明記しているお店があります。

焙煎日がしっかりと分かれば鮮度の良さもわかりやすいので、おすすめです。

中には注文後に焙煎を行ってくれるお店もあります。
 

お店で1番人気のコーヒー豆を選ぶ

お店の中で1番人気のコーヒー豆は、減りが早く、焙煎頻度が高いコーヒー豆です。

そのため、常に焙煎したての新鮮なコーヒーである可能性が高いです。

初めて購入するお店や、どのコーヒーを選べばいいかわからないときは、1番人気のコーヒー豆を選びましょう。

ちなみに当店の1番人気コーヒーは、カフェ円ブレンドです。ほぼ毎日焙煎しています。
 

自家焙煎のお店で選ぶ

自家焙煎のお店の場合、こまめに焙煎していることが多いです。

そのため、コーヒー豆全体の鮮度が高い可能性が高く、鮮度のいいコーヒー豆を購入できます。

最近は自家焙煎のコーヒー屋さんのオンラインショップも増えています。

ぜひあなたのお気に入りの自家焙煎コーヒー屋さんを見つけてみてくださいね。
 

コーヒー豆の鮮度を保つためのおすすめの保管方法

せっかく鮮度の良いコーヒー豆を購入したら、おいしさを長持ちさせたいですよね。

コーヒー豆は正しい保管方法で保存すれば、劣化のスピードを遅らせられます。

次の4つのポイントを守って、おいしいコーヒーを長く楽しみましょう!
 

■鮮度を保つための保管方法

  • 豆の状態で保管する
  • 密閉できる容器に入れて保管する
  • 1週間程度で飲み切る場合は冷暗所にて常温で保管
  • 飲み切るのに2週間以上かかる場合は冷凍庫で保管
 

豆の状態で保管する

コーヒー豆の鮮度を長持ちさせたい場合は、粉ではなく豆の状態で購入・保管しましょう。

粉の状態では、豆の状態よりも劣化速度が急激に早まります。

風味も早く抜けてしまうので、コーヒーを飲む直前に必要なだけ挽くようにしましょう。

関連記事▶おいしいコーヒーとは?3つの「〇〇たて」にこだわろう!
 

密閉できる容器に入れて保管する

購入したコーヒー豆は、袋に入れたまま密閉できる容器に入れて保管しましょう。

できるだけ空気と触れさせず、劣化のスピードを遅らせられます。

また、香りが抜けてしまうのも防げるためおすすめです。

密閉缶やキャニスターなどに入れて保管しましょう。
 

1週間で飲み切る場合は冷暗所にて常温で保管

購入したコーヒー豆を1週間程度で飲み切る場合は、直射日光の当たらない冷暗所にて、常温で保管しましょう。

1週間程度であれば大きな劣化もなく、おいしく楽しめます。

そのため、1週間程度で飲み切れる量を都度購入するのが理想的です。
 

飲み切るのに2週間以上かかる場合は冷凍庫で保管

飲み切るのに2週間以上かかる場合は、密閉缶に入れた状態で冷凍庫に入れましょう。

ポイントは、冷蔵庫ではなく冷凍庫という点です。

冷蔵庫は頻繁な開け閉めによる温度変化が大きく、コーヒー豆にとって大敵の湿度も高いです。

そのため、冷蔵庫での保管はコーヒー豆を大きく劣化させてしまいます。

冷凍庫であれば温度変化も緩やかで、湿度も高くないため、長期間の保管に適しています。

冷凍保管してもコーヒー豆がガチガチに凍ることはなく、コーヒーミルで問題なく挽けるのでご安心ください。

ですが、購入したコーヒー豆はできるだけ早く飲んであげてくださいね。
 

まとめ|コーヒー豆の鮮度にこだわっておいしいコーヒーを楽しもう!

本記事ではコーヒー豆の鮮度やおすすめの保存方法について紹介しました。

おいしいコーヒーを楽しむためにはコーヒー豆の鮮度にこだわりましょう。

特にコーヒー豆が焙煎されてからどのくらい日が経っているかは、コーヒーの味わいに直結します。

おいしいコーヒーをおいしい状態で楽しむためのポイントは以下の通りです。

 
焙煎日が新しいものを選ぶ(焙煎後1週間程度が飲み頃)
回転の速い人気商品や自家焙煎店を選ぶのも◎
豆の状態で保管し、飲む直前に挽く
密閉容器に入れ、常温(1週間以内)か冷凍庫(2週間以上)で保管
 

ぜひ鮮度にこだわって、あなたのコーヒーライフをもっと豊かにしてくださいね。

マウンテンコーヒーオンラインショップでは、焙煎日から8日以内のものをお届けしております。
 

「まずは新鮮なコーヒーを試してみたい」という方には、お試しセットがおすすめです。

当店のお試しセットは「送料無料・¥1,000(税込)」で3種類のコーヒーをお楽しみいただけます。

それぞれ特徴の異なるコーヒーを手軽に味わい、自分好みの味わいを見つけてみてください。

この記事を書いた人

T

オンラインショップ担当 T

J.C.Q.A.コーヒーインストラクター1級

コーヒー業界に約10年。お客様目線でコーヒーの情報をお届けします。
趣味は山に登ってコーヒーを飲むことです。いい景色を見ながら飲むコーヒーは最高です。